連休には新幹線で帰省したり、お気に入りのカフェに行ったり、一緒のお出かけはいつだって楽しい。
ただ、ちゃんと考えておきたい「もしも」のこと。犬も猫も人間の7倍の速度で年を取る。
いつかは来るとわかっていた「通院、介護」、いつかは来るとわかってはいる「災害」。
GRAMPは、飼い主と動物とがいつ体験するかわからない「災害」を想定して設計されています。
災害時でもペットを思いやれるリュックというのは、日常でも居心地の良い空間にできるのではないかと考えたためです。
1. タフ&ライト
しっかりとした安全なものを作りたいという想いから、裏面の生地に耐久性に優れたPVC素材を採用しています。
メッシュ部分もPVC素材が入ったものを採用し、頑丈な設計にしています。内部からのペットのひっかきにも強い素材です。しかし、その結果、少し重くなってしまいました。
そこで、飼い主の負担軽減を考慮し、アウトドアユースのバックパックをベースに、重いにも関わらず背負った時になるべく軽く感じていただける形状を実現しました。また、ぴったり体にフィットし、横揺れが少ないので、ペットが酔いにくいのも喜んでいただけるポイントだと思います。
2. ペットに最適な室内空間
ペットの体のつくりや習性から、体を丸めたり、伏せの体勢ができ、体の向きをバッグの中で変えられる大きさとなっています。
(ペット重量8kgまで)
3. ケージ機能
GRAMPの背面部分を開放するとGRAMPがケージに拡張します。
ケージスペースにおしっこシートを敷いて、ペット用の給水ボトルをセットすれば、居心地のいい居住空間が完成します。
緊急時の移動用キャリーとしての用途だけでなく、避難先で過ごすということも想定したプロダクトです。
4. 給水ボトルホルダー
もしもの避難時や避難先で一番怖いのは、ペットを迷子にさせてしまうことです。一度バッグに入れたペットを外に出すことは、極力減らしたいものです。
どこでもペットは給水できるよう、GRAMPに給水口を設けました。ここに給水ノズルをセットし、給水ボトル固定することで、ペットはバッグ内から水を飲むことが出来ます。
(※給水ボトル及び給水ノズルは付属しません)
5. 視野のコントロール
ペットは、ジロジロとケージの中を覗き込まれたりすることは苦手です。外の情報を適度に遮ることで、余計なストレスをなるべく取り除いてあげられます。
GRAMPには、150x150cmの少し大きめな布が付属しています。防寒や雨除け、視線のコントロールなど、多用途にお使いいただけます。
これがあれば列車やバスも安心して利用できます。
6. 収納力
災害時には、たくさんものが必要だと想定されます。なるべく荷物はGRAMP1つに収まるよう、4つの収納ポケットを内蔵しました。いざという時を想定し、必要な避難用品をすべてを入れ、背負ってみることで、GRAMPの機能を実感していただけると思います。
7. 4Way
飼い主によってはペットの様子を見ながら移動したい場合も多いのでは?
手提げ、ショルダー、リュックサックにプラスして、ペットの顔が見れる前向き抱っこもできる仕様になっています。天面はメッシュなので、中にいるペットとアイコンタクトがしやすくなっています。
ボックス型ではなく、少し傾斜のついた形状にしたことで足元を隠しすぎることなく移動することができます。
8. ジッパーコントロール
ペットにとっては出入りがしやすく、飼い主にとっては使いやすい。
GRAMPのジッパーの引き手には、長めのジッパーコードがついています。長さは標準的なジッパーコードよりも少しだけ長めです。
寒い時の凍えた手や、手袋をしている時でも、飼い主がジッパーを素早く開閉できるよう配慮しました。
9. 視認性とデザイン
太い白いラインが光に反射し、遠くからでもよくわかるようになっています。さらに中の素材は、ペット用キャリーとして珍しいメディカルホワイト(白色)です。これは中でペットに何か異変があったときにすばやく気づけるようにするための工夫です。